〈2022年〉青ねぎ農家はどの品種を栽培していたの?パワースリム栽培の実態を公開!

どの様な作物を栽培するにも、品種選びは重要な要素です。
今回は青ねぎに注視して2022年(夏季)、栽培していた品種を詳しく紹介しています。

これからみなさんが栽培する品種選びの指標にしてください。

2022年栽培した青ねぎ品種!

早速ですが、今年うちで栽培した品種は主にパワースリムです。

他に栽培した品種に金次郎がありますが、種が残っていたので栽培した感覚です。
ですが、例年では「金次郎」を栽培しています。

昨年までは金次郎を栽培していましたが、今年はパワースリムに挑戦したといった形です。
周りの声に定評がありました。

また、周りの農家さんではダークスリムを栽培している人も多いそうです。

それぞれの特徴を以下にまとめてみましたので参考にしてください。

栽培している品種の特徴は?

パワースリム】(商品販売欄に掲載された特徴を引用)

(1)揃いの優れた葉ネギ専用交配種です。
(2)生育旺盛で周年栽培ができますが、特に耐暑性強く適温から高温期に力を発揮します。
(3)地上部は細葉で緑色、葉質硬く極立性、葉折れ少なく、収穫調整作業が容易です。
(4)葉先枯れは非常に少なく、根尻は球にならない、濃い品質の品種です。

https://yoshinari-seed.co.jp/item/akimaki100/

金次郎】(栽培した主観の特徴も加味)
(1)主に西讃地域で栽培される品種です。
(2)比較的柔らかく、大きく育ちます。
(3)路地で育てる、周年栽培品種です。

ダークスリム】(商品販売欄に掲載された特徴を引用)


(1)揃いの優れた葉ネギ専用交配種です。
(2)葉は立性、葉折れ少なく、濃緑色で草姿が優れます。
(3)生育は中早生で、根張りが強いです。
(4)春まきや秋まき等適温期の栽培に適します。

http://www.otaseed.co.jp/shop/detail.php?ITEMCODE=0000005340&cate=00101&keyword=

周辺の農家さんによる噂では、ダークスリムは大きくなり過ぎて企画外になる傾向が多い様子です。
出荷方法によっては検討した方が無難ですね。

今年パワースリムを栽培してどうだったか?

パワースリムは葉鞘の部分が強い印象でした。
ですので、台風や風の影響を受けにくいと期待しましたが、結果はこのような様子です…。

台風の影響で倒れたパワースリム(2022年)

また、私達の出荷方法は、《ねぎの根を洗浄→規定の本数まで葉を剥く→規定量で束にする→段ボール詰め》です。
それ故、パワースリムだと本数を減らすために剥く行為が大変でした。
(機械は使用せず、指で剥いています。毎日すると指が痛いです。)

私たちと同じ出荷方法を取っている人は、金次郎の方が楽だと感じます。

金次郎に比べ、葉の部分も太くなり難く、収穫量が減っている印象がありました。
来年からは金次郎に戻す予定です…。

それで?結果、パワースリムってどうなの?

今回栽培したパワースリムですが、私たちのやり方に合わなかったという印象です。
ですが、ねぎの出来栄え事態には問題はなく予防をしっかりすればきっちりと収穫できると感じています。

みなさんの出荷方法に合った品種を検討してみてください。

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